30年前、母がこの着物を友人に貸したところ、コーヒーのシミが付いて返ってきました。以来たんすに眠っていたのですが、ようやく今日、歩きやすいように大きなタックプリーツを入れたラップ風スカートを試作することにしました。


ここまでの話
前回の投稿では本物の着物に見える二部式着物づくりを試みました。
見た目はなかなかでしたが、普通の着物と同じように、歩くたびにスカートの摩擦と戦わなければならず、歩くのが少し面倒でした。
そこで今回は、ノムラテーラーのタックタイトスカートを参考に、片側に大きなタックを入れてラップスカート風にしてみました。
手順
着物の裾を切ります。
今回は6cm幅の露出ゴムウエストバンドを追加するため、80cmでカットしました。

スカートまで伸びた衿を外し、生地の端をかがり縫いします。
縦端を表に縫い合わせ、表布を5mm外側に向けます。裾から30cmは縫い残します。 ※

※スカートの裾の30cmのスリットは、歩くとき必要なかったのと、開いたままになりがちだったので、後で縫い閉じました。
縫い端から内側にタックを折り、スカートの幅が50cmになるようにします。

タックに沿って仮縫いをします。

伸縮性のあるウエストゴムを縫い付けます。

結果

着物トップスと組み合わせると、裾が内側ではなく外側に細くなるため、わかる人には本物の着物とは思えないように見えます。
でも歩くときの摩擦が少なくなるため、ラップスカート版よりも歩くとき快適です。プリーツの端を真横にしてスカートを着用すると、摩擦はほとんどありません。
とは言っても、巻きスカートは普通のスカートと比べると足さばきが悪いです。下のようにタックプリーツなしで縫ったほうがよいかもしれません。
Like this one:
ウェストゴムの代わりにウェストバンドを縫い付けると、ゴムの位置を布地をつまんで動かすことができ、ギャザーをすべて後ろに移動させて、前面をより着物っぽくできます。

再アップサイクル
タック留めのラップスカートの試作品を作ってテストし終わったので、バラしてコーヒーの染みが付いたパネルを取り外し、着用可能なスカートにアップサイクルすることにしました。
コーヒーのしみがついたパネルを切り取ると、幅は約 70cm になりました。ロングスカートを履くには 140cm では幅が足りないので、後ろのスカートを作るために 90cm の黒い生地を切り取りました。
(黒のニット生地は少し透け感があったので、下端を折り返して生地を二重にしました。)

黒いパネルに 2 つのタック を折って、前と後ろのパネルが切り替わる場所を真横にしました。
スカートの上部の周囲は 140cm、裾は 160cm になりました。サイドを縫い合わせて、ウエストゴムを縫い付けました。

フロントに着物生地、バックに黒生地を使用した、ツートンのパネルスカートの完成です。


母にプレゼントして、コーヒーのシミのない「着物」を楽しんでもらおうと思います 🙂


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